恐ろしいまでの喪失感。

とりあえず、マレーシアから帰ってきたんですけど。
のほほんと泳いでいた間に、日本ではとんでもないことが起きていた。

日本を代表するアニメーション映画監督と言っても、
全くもって過言ではない、今敏氏が24日、46歳の若さで逝去された。

そのニュースを初めて見たのは、
帰りの飛行機を待つペナン国際空港だったのだけど、
成田に着いて、もう一度確認してもやっぱりそのニュースは本当だった。
という当たり前のことを3行も使って書いてしまう程、
信じられないし、信じたくなかった。

言葉で上手く表現できないのが、もどかしいけど、
異世界同士がシームレスでつながるところとか、
その中を駆け抜ける独特の疾走感とかが大好き。

疾走感で言えば、このあたりも。

作曲家平沢進氏とのタッグが最強。

新作「夢みる機械」も楽しみにしていたのに。
これから先、どんな作品を発表していくのか、
どんな境地へ到達するのかということを思うと、
本当にワクワクしてくる監督だったのに。

恐ろしい喪失感と虚無感に襲われている。
惜しい才能を亡くしてしまった。

心からご冥福をお祈りします。