そんなオチはいらない

院で某先生の授業をきっかけに意気投合した同期で、
これまで、お互いの誕生日にご飯を食べるなどしてたけど、
この度、湯西川温泉へと1泊2日の旅行へ行ってきた。
卒業?旅行。1人はもう1年。1人は就職、1人は博士課程進学とバラバラ。
湯西川温泉は、日光鬼怒川のもっと奥地にある温泉地で、
平家落人の里で有名。


スペーシアで、鬼怒川温泉へ。
修論の話をするなど、まだ頭が旅行モードで無い3人。

そこから、野岩鉄道などを乗り継いで、
湯西川温泉駅
そこから更に、山道を30分ほどバスで進み、
宿に到着。
ちょうど、湯西川ではダムの建設が行われていて、
細い山道をすれちがうのは大型ダンプばかりだった。
バスの運転手さんの運転技術に感動しつつ、
ひやひやした。
工事関係者の仮設住宅用のプレハブが立ち並び、
都市ではなかなかお目にかかれない規模の建機がわしゃわしゃ動き、
壮観だった。

これが泊まった宿の正面入り口。
見ての通りの、ザ「温泉旅館」。
こういう旅館に泊まりたかった!
窓からは見事な雪山の風景。
温泉入って、浴衣でまったり酒飲んで、
トランプしたり、おしゃべりしたりしながら、
客室でぐだぐだするみたいなことをしたかった!
湯西川は上でも書いたとおり、
平家落人の里というのがウリの観光地であるので、
散歩しながら、ゆかりの地巡りをしてみる。
が、まぁ、800年以上も昔のことなので、
本当の意味で現存している建造物はほぼないw
現存してたら、湯西川はもっと有名だと思うし。

この写真は、「復元」平家の里というところの風景。
実際に使っていた道具が展示されていた。
建造物は復元。

どうやら、平家の里では鹿を飼っているらしい。
「鹿の家」というシュールな看板がついていた。
鹿がご飯食べてる動画も撮ったんだけど、
女3人がそれを見て、ギャーギャー騒いでいる音声も入っているので、
割愛します笑
今回、一緒に行った友達の1人が、
伝え聞くところによると、平家の血が一応流れているという(家紋も)ことだったので、
平家の守り神にお参りに行く。
あとは湯西川の皆さまのホスピタリティに感動しました。
旅行中に出会った全ての人が優しい。
ただ優しいだけじゃなくて、気遣いがある!
お土産屋さんで、お茶ごちそうになったり、
お酒屋さんで、酒を大量に試飲させてくれたり(どぶろくおいしかった)と、
十分すぎるくらいに満喫してきた。

夕飯は、お狩場料理というもの。
平家落人の料理で、いわゆる猟師料理みたいなもの。
囲炉裏で食べる!
上の写真の一番右に、竹筒が刺さっているのが見えるだろうけど、
この中に熱燗が入っているのだ!
湯西川は豆腐と山菜と舞茸が美味しかった。
特に舞茸が肉厚で最高だった。
あの舞茸はすごかった。
夕食後、かまくらまつりへ行く。

こんな感じのミニかまくらに明かりを灯したものが
沢山並んでキレイ!の筈なのだけど、
時期的にちょっと遅くて、私が行った時にはそこまでの規模は無かった。
けど、キレイだったよー!
大きなかまくらもある。
日本新三大夜景に認定されているらしい。
ホテルに戻り、

ジャジャーン!
かまくらの中には炬燵があって、
そこで、湯豆腐&熱燗を堪能してきた!
もう、これが至福のひととき。

これは、かまくらの中。
足は炬燵で暑いくらいなんだけど、
上半身はちょっとひんやり。
でも上着なしで過ごせて快適だった。
一日めいっぱい楽しんだ後の温泉は最高。
アルカリ泉なので、肌がすごくつるつるになった!
岩風呂、檜風呂、そして露天風呂!
露天風呂が渓谷に面しているので、絶景だった。

お風呂上がりの一杯と言えばコーヒー牛乳ですが、
栃木なので、「レモン牛乳」を。
土産屋のおばちゃんに、地元の人は実はあまり飲まないと言われたw
味は想像通りというか、普通においしいものだった。
ここで1日目終了。
ぐだぐだ話をしつつ死んだように眠る。


2日目は周辺を散策し、山菜天ぷら定食食べて、
昼には出発。

雪と川と橋の相性は抜群。


そういえば、この記事の冒頭に、
「某先生の授業をきっかけに」知り合った同期と書いたけど、
帰りのバスを待っている最中に、
その某先生から「今年の秋で東大を退官する」という衝撃の連絡がやってくるという、
大層なオチがついて、
旅行が終わる。
いや、旅行は終わったけど、
私以外の同行者は皆そこの研究室の人なので、
衝撃は終わらない。
なんと。なんということ。